<高円寺音人の紹介>

ドラマーは孤独なのだろうか。

ほとんどの場合、常に他のメンバーの背中を見ながら演奏している。

メンバーが気付かないことも、ところも見えてしまうのではないか。

そこがドラマー本来の役割なのかもしれない、とも思う。

バランスを取りながらも冷静に判断して、バンドの音を引っ張っていく。

そこに孤独感を感じたりすることはないのだろうか。

松川さんに最初に会ったとき、とてもクールさを感じたことを憶えている。

それはドラマー特有のものなのか、松川さんの持っているものだったのか。

そして、いくつかの松川さんの演奏を観たときに感じたことは、

“この人、根っからのドラマーなんじゃん!”

そう、実に呆れるぐらい楽しそうに叩いていたんだ。

オレが松川さんにとても興味を抱いた理由なのです。

                              木澤聡


<音楽活動について教えてください>

ドラマーとして、お金をいただいてやっているバンドが定期的、不定期合わせて5、6個ぐらいあります。セミセミセミぐらいのプロと言ったところですが。

トランペッターの辰巳くん(辰巳“小五郎”光秀)と「sora system」というユニットを組んだのをきっかけに始めた「solo system」では、自分のドラムを追求するための曲を作って、高円寺のライブハウス「ペンギンハウス」で定期的にライブを行っています。
本来、曲があってそこにインプロビゼーションとして演奏を入れていくんですが、この場合作曲がインプロビゼーションで、さて演奏はどうやる?みたいな感じでパフォーマンスしてみているんですね。

毎月5曲ぐらい作って、寝る前に聴きながらどう叩こうかなぁ~って。

バンド活動では、きんちゃん(北川剛)、明井くん(明井幸次郎)とのトリオで演っている「OWLS(アウルズ)」ですね。
「OWLS」は実力派ロックバンドですから、ドラム・インプロビゼーションとはまったく違うアプローチでドラムを叩いていますよ。


<音楽をやるようになったきっかけ、音楽のルーツは>

なんと言ってもNHKの「ヤングミュージックショー」です。

当時は動く外タレが観られると言えば、それか「ソウルトレイン」とか「インコンサート」とか。

そんな影響なんかもあって学生時代にはジャズバンドを作ったこともありました。当時は荻窪にあったフリージャズのお店「グッドマン」に頼んで出させてもらってライブを演ったりもしました。

でも、やっぱり最初のころはロックもかなり幅広く聴いていましたよ。

好きなドラマーのひとりとして「イエス」のアラン・ホワイトは男臭さがあってカッコ良かったですね~。ホルモン系と言うか。(笑)


<高円寺との関わりと高円寺の好きなところは>

昔、「THE SUN」というトリオのバンドをやっていて、そのバンドは高円寺がベースだったので高円寺でよく飲んだりとかしていました。そこから横の繋がりでいろんな人たちとも飲んだり演奏をすることになったりもして、高円寺とは切っても切れなくなったと言いますか。

「OWLS」のきんちゃんは「大神剛」として、知り合ったときにはもうすでにメジャーデビューしていて凄い人でしたよ。(笑)

高円寺には好きな飲み屋もたくさんあるし仲間もたくさんいますしね。もう日常過ぎちゃって、どんなところが好きかなんて判らなくなっちゃいましたね。

他所では変な人や変なことも、高円寺では普通だったりする。それが日常だったりするわけだからね。(笑)


<自分がやっている音楽を20秒以内でPRしてください>

「OWLS」というバンドは音に熱があるので、ぜひ観てほしいですね。

「solo system」は、ちょっと変わったアプローチの音楽なのですが、ハマる人にはハマると思います。(笑)
その音に映像も絡むんですが、映像の方はデザイナーをやっているカミさんが制作しています。

これからは、まずは人の聴いたことのない音楽をやりたい。また大きな目標としては音楽で現象を興したい。ムーブメントとしての新たな現象ですね。


<松川さんにとっての「音楽」とは?>

「現象」とも言ってもいいでしょうし、あとは「興す」ということでしょうかね。

              
高円寺「バーミィー」にて 2019.7.22 MON 

取材:木澤聡、北原慶昭
写真:小野千明


<松川さんの活動はこちらのリンク先よりご覧ください>

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